女性ホルモンと病気の関係

男性に比べて、女性は寿命が長いと言われています。実際、平均寿命も男性より女性の方がずっと長いです。また、世界最高齢の人も女性の割合の方が多かったりします。とはいえ、これは必ずしも男性より女性の方が健康的に丈夫であり、病気になりにくい身体であるということではありません。
女性の健康にとって重要なキーとなるのが、女性ホルモンというものです。女性というのは、この女性ホルモンの働きによって女性らしい体つきになったり、妊娠や出産ができるようになります。しかし、年齢を重ねてくると、この女性ホルモンのバランスがどうしても乱れてしまうのです。そして、殊に男性よりも女性の方がかかりやすい病気の多くは、この女性ホルモンが大きく関わっているといいます。もともと女性ホルモンは癒しのホルモンとも呼ばれ、女性の身体の正常な働きを助けるとともに、精神的な安定をも支えているようです。しかし、出産を経験したり閉経に至ったりすると女性ホルモンのバランスが酷くばらつき、その癒しの効果が働かなくなってしまいます。その結果、イライラしやすくなったり寝汗や睡眠障害をもたらしたりなど、日常生活に支障をきたすのです。それだけでなく、骨粗鬆症や歯周病・うつ病やアルツハイマーなどの病気にもかかりやすくなってしまいます。
すなわち、女性ホルモンこそ女性にとっての万病の根源であり、そして女性の健康維持のためには、何より女性ホルモンを考える必要があるということなのです。